コンテンツへスキップ

フリーランスの確定申告(1)青色申告会のススメ

こんにちは。ANGEL VIBESです。フリーランスの方はそろそろ確定申告が終わった頃でしょうか? いかがでしたか? 「面倒くさかった〜!」なんて声が聞こえて来そうですね。はい、私もそう思っています。
今日は、そんな方に向けた、少しでもラクに確定申告を行う方法のお話です。

 

確定申告の手引き。税務署から送られて来る書類の一部です。

所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き

 

正直、青色申告会への入会をオススメします

簿記の知識がほとんどないまま(しかも事務作業が苦手)フリーランスデザイナーになった、そんな私の場合です。
毎年毎年、確定申告が面倒くさいです。ただ、今が一番ラクな確定申告をしているとも思っています。
私にとって最初の確定申告は、デザイナーとして勤務していた勤め先を退職した年の申告の時です。白色申告で行いました。その惰性で、フリーランスになっても始めのうちは白色申告でした。何年か後、税務署で青色申告のことを知る機会があり、それから青色申告会に入り青色申告を始めました。
青色申告会では、記帳の仕方や記帳ソフトの使い方まで指導を行っています。私自身、指導があることにより記帳の作業がスムースになったと感じています。
会費は必要ですが、その分のメリットはあると思います。なので、知識が少なく事務作業な苦手なタイプの方は、青色申告会で指導を受けながら必要書類を作成することをオススメします。

 

青色申告会に入ると何がラクか

確定申告を行うには、書類の整理や記帳等の作業があります。この作業過程でわからないことの多くは青色申告会で教えてもらいました。私の場合、指導を受けながら作業する方が、一人きりでするよりもずっとラクでした。
確定申告を行う方法についての書籍は、本屋さんに行けばいくらでも売っています。なので、確定申告についての基礎知識は得ようと思えば得られます。私も最初の確定申告の時は、本を一冊買ってなんとかがんばりました。それから何年か分は白色申告をしていたわけですが、作業が青色申告より少ないはずの白色申告をやっていたこの時期が、確定申告をしていて最も辛かった時期と感じています。確かに、確定申告を始めたばかりで慣れていなかったという点はあります。でも、確定申告へ向けての指導があるかないかでは、ラクさ加減は全然違います。青色申告会に入った後の方が辛さは少なく感じています。
指導がなく自分だけの力で記帳していると、入出金がどの勘定科目に入るのかが分からないケースにぶち当たってしまいます。インターネットで調べてみても、ページによって違うことが書いてあったり・・・(青色申告会で訊ねてみると、どちらでも良いという例もあったりします)。こういったことを調べているうちに迷路にはまっていき、それでいてなんとか答えを見つけなければならず、時間がかかる上に疲弊してしまうという・・・。この辺が私には最も辛かったです。
青色申告会の会員になれば、こうした疑問については、予約をして指導を受けに行くことが出来ます。記帳指導週間も設けられています。疑問があれば、このように解決できます。一人きりで延々と調べものをし続ける必要はなくなります。

 

青色申告65万控除、10万控除、どちらがラク?

青色申告には、65万の青色申告特別控除が受けられる複式簿記で行うものと、10万の青色申告特別控除が受けられる単式簿記で行うものがあります。どちらがラクでしょう? 記帳ソフトさえ使えば、65万控除も10万控除も、手間はそう変わりないという印象です。
私は青色申告を始めた頃は、10万控除の単式簿記を行ってました。単式簿記は、日々に行う記帳については、預金出納帳、現金出納帳、未払金表程度でOKです。エクセルでも充分に行えるし、私もそうしてました。一方、65万の複式簿記は面倒くさそうだと思い、敬遠していました。でも後に、預金出納帳、現金出納帳がつけられるなら、複式簿記もそう難しくはないと青色申告会の方から勧められ、65万控除の複式簿記を始めました。記帳ソフトは「Macの青色申告」です。ソフトの設定や基本的な使い方は青色申告会の指導を受けましたが、あとは預金出納帳、現金出納帳がしっかり作成さえできれば大丈夫でした。預金出納帳、現金出納帳に必要事項を入力するだけで、その他の複式簿記の書類は自動的に作成されるのです。
このように、記帳ソフトが優れているという点もあり、必要書類作成の手間は、もはや単式簿記も複式簿記もさほど変わりないなあという感じです。

私が使っている「Macの青色申告」。使いやすいです。

「Macの青色申告」画面

 

「弥生会計」の使い方講習会を行っている青色申告会もあります。
信頼性が高い定番の記帳ソフトです。

青色申告会に入会するには?

青色申告会に入会したい方は、まずは地域の青色申告会にご連絡してみてください。東京都内であれば、区にそれぞれ青色申告会があります。Webサイトから入会申し込みができる地域もあります。会費の支払い等、各手続きを終えれば入会できます。

 

まとめ

・青色申告会に入れば指導が受けられる。疑問点について質問ができる。
・預金出納帳と現金出納帳の記帳ができるなら記帳ソフトを使った複式簿記がオススメ

ではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA